この記事の目次
お客様から選ばれるお店になるために、たくさんのノウハウ情報が溢れていますが、
効果てきめんな上に、お金をかけずにすぐに始められる方法をご存知でしょうか?
それは、自社のサービス内容を徹底的に絞り込んで「専門店化する」という方法です。
今回は、豊富な品ぞろえで有利な大手競合店と真っ向お勝負になっても
お客様に指名してもらえる「ナンバーワン集客」のポイントを3点ご紹介します。
ナンバーワンになれるまで地域(商圏)を絞り込む
「ナンバーワン集客」を実践するための第1ステップは、「地域を絞る」ことです。
「地域を絞ったら集客できないんじゃないか?」
「範囲を広くした方がお客さんの数が多くなるんじゃないか?」
など疑問に思って、実践するにはちょっと勇気がいりますよね。
ただ、小さな会社は経営資源がたくさんある訳ではありませので、
勝てる分野に1点集中して、他の事はやらないと決める方が経営効率はあがるんです。
やらないことを決めるには、多少の覚悟と勇気が要りますが、
この方法を実践することでお客様に覚えてもらいやすくなり、
結果的に指名買いが増え、売上も安定してくるようになります。
実践ポイント:どの位のお客様が必要か計算する
マンパワーや資金力などから、どのくらいのお客様がいれば
事業が成り立つかを大まかに計算して把握してみましょう
事業が成り立つ判断の目安は「月次の損益分岐点を超えられるか」で計算できます。
一般的な生活者向けのサービスならば、対象者が多いので
市町村レベルにまで絞ってみて、ナンバーワンになれる商圏を探しましょう。
サービスカテゴリーの専門性を絞り込む
「ナンバーワン集客」を実践するための第2ステップは、「専門性を絞る」ことです。
先述したように、商品サービスの充実にはマンパワーや資金力が必要になるので、
個人事業主では大手にはとても太刀打ちできません。
そこで、個人事業主の方にぜひとも実践していただきたいのが、
競合に勝てるレベルにまで商材のカテゴリーを絞り込み、
専門店としての品ぞろえを深めていく「カテゴリー1番戦略」です。
例えば、水回りの便利業を営む個人事業主の場合、
水道工事に必要な専用器具や配管工具、蛇口などの交換パーツまで、
さまざまな機材や在庫をそろえる必要があります。
大手に負けじどサービスメニューを充実させればするほど、
必要なコストや技術の習得は容易ではありません。
そこでおすすめなのがカテゴリーを1段階絞った「専門店化」です。
例えば、水回りのなかでも「トイレのつまり解消」などにカテゴリーを絞れば、
取り扱う工具や備品の範囲がある程度限定され、競合に勝てる品ぞろえがしやすくなります。
対象顧客を絞り込んで専門店化する
「トイレのつまり」でだいぶ絞り込めましたが、
それでも難しければもう一段階カテゴリーを絞ってみます。
例えば、「○○地区のマンショントイレのつまり」専門店といった具合に、
地域や商品サービスだけでなく、対象となる顧客まで絞込んでいくわけです。
対象顧客を絞ることで対応スピードを上げて顧客満足度を増やし、
指名依頼がもらえるぐらい実績を積み重ねて、競合を圧倒する専門店を目指します。
大切なのは「捨てる勇気を持つ」こと
今回は、ナンバーワン集客について3つステップをお伝えしました。
どれも、効果実証済みなので、ぜひ、今すぐできることから試しましょう。
集客が上手く行かない一番の原因は、「悩むだけで何もしないこと」です。
成功している人は、誰よりもたくさんのことを試しています。
つまり、集客で一番重要なことは、優れたアイデアではなく
アイデアをすぐに実行する「あなたの行動力」です。
有名なコンサルタントを雇うだけで、成果がでることはありません。
たくさんの行動から得られる経験こそが、成果を生み出すのです。
今日からさっそく、実践してみてください。