この記事の目次
個人事業主に対して、「会社員と比べて自由な働き方」というイメージを持っていませんか?
しかし、収入の不安定さや、プライベートとの切り替えの難しさなど、
個人事業主特有の悩みを抱える人は多くいます。
そこで今回は、自営業や個人事業主にありがちな悩みをご紹介します。
「収入が安定しない」という悩み
個人事業主によくある悩みの一つは、収入が安定しないことです。
個人事業主は、努力や実力が収益に直結するやりがいがある一方で、
案件の依頼件数が少なかったときや、商品・サービスが売れない時期もあります。
加えて、病気や怪我で働けなくなった時に収入が不安定になるのがデメリット。
会社員であれば休職時に傷病手当を受け取れますが、個人事業主には保証はありません。
対処法:収入源を複数持つ
収入を安定させるには、複数の収入源を確保する方法があります。
現在サラリーマンでこれから個人事業主を目指す人は、副業として個人事業主になる道もあるでしょう。「会社勤めと個人事業主を両立できるの?」と思うかもしれませんが、会社の就業規則で副業が認められていれば可能です。
反対に、禁止されている職場での副業は、トラブルにつながる恐れがあるので注意してください。
サラリーマンと個人事業主を両立するメリットは収入が増えるだけでなく、
「経験の幅や人脈が広がる」「うまくいかなかったときのリスクヘッジになる」など。
気をつけたいのは、会社員と個人事業主を兼業すると、体に負担がかかりやすいことです。個人事業主と会社員を両立する際は、過労に気をつけ、本業に影響が出ないよう配慮する必要があるでしょう。
「仕事環境が良くない」という悩み
在宅で業務を行う個人事業主にありがちなのが、快適に働く環境を確保しにくい悩み。
自宅で仕事をしていると、家族に家事を頼まれたり、子どもが騒いで集中できなかったり、といった問題が起こりがちです。
自宅を仕事場として使うと、「打ち合わせできるスペースがない」などの問題が起こることも。
また、名刺やWebサイトに自宅の住所を載せることには、セキュリティ上のリスクもあるでしょう。
対処法:レンタルオフィスを活用する・事務所を構える
在宅で業務に集中できないときは、レンタルオフィスなどの利用を検討しましょう。
レンタルオフィスとは、個人事業主などが作業できるオフィスのような場所で、
同じ空間を共有してそれぞれが仕事をするのが特徴で、席は自由席であることが多いです。
レンタルオフィスによっては、個室や会議室を用意しており、
お客様を招いた打ち合わせも可能です。
また、共有スペースなどで他の個人事業主と交流して情報交換をしたり、
人脈を広げたりできるでしょう。
本格的に自分の仕事場を持ちたくなったら、賃貸で事務所を借りる方法もあります。
事務所を構えると、クライアントからの信頼度が上がるのもメリットでしょう。
ただし、1回ごとに料金を支払えるレンタルオフィスと違って、
事務所は利用頻度が少なくても一定の賃貸料がかかるのがデメリットです。
「仕事とプライベートのメリハリがつきにくい」という悩み
特に在宅で働く個人事業主は、仕事とプライベートとのメリハリがつきにくい悩みを抱えがちです。
会社員は通勤時間など、意識を切り替えられる環境がありますが、
自宅が職場の個人事業主は長時間労働になりがちです。
対処法:休日と作業時間を設定する・働く場所を変える
休日が決まっていなくても、「土日は休みにする」など
休日を自分で決めることで、仕事とプライベートのメリハリをつけられます。
1日の中でメリハリつけるには「18時以降は電話やメール対応はしない」と
自分なりの作業時間を設定するのも有効です。
連絡先の電話番号を仕事とプライベートで分けるのも良いでしょう。
あらかじめお客様に連絡がとれない曜日や時間を伝えておくと、
自分が決めた作業時間で働きやすくなります。
仕事とプライベートで気分を変えたいときは、仕事中の服装を決めるのも良いでしょう
レンタルオフィスを利用して働く場所を変えることでも、
気持ちにメリハリをつけられます。
「自己管理が大変」という悩み
上司から仕事の指示を受け、進捗状況を共有する会社員と違い、
個人事業主は自分1人で業務のスケジュールを管理する必要があります。
また、会社員は休んだときは周りが業務をフォローしてくれますが、
個人事業主は誰も助けてくれません。
自己管理の大変さは、多くの個人事業主が感じる悩みと言えるでしょう。
対処法:タスク管理ツールを活用する・健康診断を受ける
スケジュールは紙の手帳に記入しても良いですが、時間管理ができるカレンダーアプリが便利です。特に複数の案件を受注すると、納期を間違えるといったミスが起こりやすいので、必ずカレンダーに登録しましょう。
設定した日付にあらかじめ入力した情報を通知してくれるリマインダー機能を使えば、予定を忘れるのを防げます。
また、侮れないのが体調管理です。健康診断も個人事業主は各自の判断となります。
会社に雇用されている人は年に1度の健康診断が義務付けられていますが、独立するとすべて自己判断なので、年に1度は市町村が行う検診や、病院・クリニックなどを利用し、健康診断を受けましょう。
最後に
あなたに当てはまるものは何点ありましたか?
これらの悩みを無料で解決できる集客サイト「すまいのほっとライン」をご利用ください